介護や福祉などのお話ブログ

介護のことについていろいろと書いていくブログです

高齢者をバカにする人と訪れる老化について

高齢者の方の判断力。

 

ある人との話の中で、高齢者の方の判断力を

「自己管理がなっていないから」という意見でバッサリと切られた

ことがありました。

 

まぁどういうことかと言うと、「やり方がわからない」

「どうしていいかわからない」「難しい操作が苦手」などの話で

高齢者の方がいろんな事をあきらめてしまったり

他力本願になったりすることがある話を私がその人にしたことがきっかけ。

 

すると、その人は「自分がやろうとしないからでしょう」

「自己管理がなってないからでしょう」「自分ができないなら人に

お金を払って雇って実行すればいいでしょう」という考えを述べました。

 

私的には、考え方が違うなぁと思って話すことをあきらめましたが…。

高齢化することで脳の働きが低下していったりすることは自然の摂理で、

そうなりたくてなっているわけでもないし、

自己管理で100%何とかなるわけでもない。

 

普段からいろいろと考えて実行していてもやがて脳の萎縮や

判断力、認識力などの低下は訪れるもの。

なので普段できていたことができなくなることだってあるし、

覚えていたことを忘れてしまうこともある。

それが「老化」に含まれる自然現象。

 

例えばテレビのリモコンを操作していても、突然「〇〇を押して」と

言われたとしても、すぐに実行できるかというと難しかったりします。

「〇〇を持ってきて」と言われても、自分で持っていこうとする行動と

人に言われて探して持っていこうとする行動と違ったりします。

 

老化というものは誰にでも訪れて誰もが避けては通れない道になります。

もし、高齢者の方ができないことをバカにしたり見下したりする

考えを持っていらっしゃる方がいれば、いつかは自分もそうなると

思っておいた方が良いし、いつかは立場が逆転して自分がバカにされる

日が来ます。それが「老い」です。

 

不老長寿にでもなれたらいいんですけどねぇ。

私もいつかは老人になって介護のお世話になる日が来るんでしょうか。